建通新聞社四国
2010/06/08
【徳島】剛らJVを特定 新経済センター設計・監理
徳島商工会議所は、徳島市南末広町に新築する「新経済センター(仮称)」の建築設計・工事監理業務を公募型プロポーザルで選考した結果、剛・橘・槙野設計・監理共同企業体を特定した。6月中旬から9月中旬にかけ基本設計を行い、その後、実施設計に移行、2011年1月初旬から建築確認申請などの手続きに入る予定。施工者は、一般競争入札により選定するため今後、要項など詳細について協議していく。
プロポーザル段階での設計条件の規模は、構造が5階建て程度、延べ床面積は約6000平方b。建設地は南末広町23ノ151の県有地5678平方bで、このうち南側の3636平方b。既に用地取得は完了。新センターは、中小企業の総合的な応援拠点として、ワンストップサービス機能を担う施設となる。
選考にあたっては、参加表明のあった6社を対象に4月6日に第1回目の選考委員会を開催し、技術提案書の評価項目などを協議。5月13日、第2回目の委員会と技術提案書説明会を行った。
県では、10年度当初予算に「中小企業の総合的な応援拠点整備推進事業費」として、新経済センター(仮称)の整備に伴う徳島商工会議所への無利子貸付金4億円を計上。徳島市も同様に3億円の融資を当初予算に盛り込りこんだ。順調に進めば、12年3月に完成することになる。
また、既存の経済センター跡地利用については今後、検討を進めていく。既存施設の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ8094平方bで、旧館分(1963年築)が4284平方b、新館分(71年築)が3810平方b。所在地は徳島市西新町2丁目。