日立市(樫村千秋市長)は、平成22年6月の補正予算案を明らかにした。主な建設関連事業は、会瀬小学校校舎改築事業に5億8686万3000円、小学校の耐震化推進事業に5億6939万円など。一般会計に14億7852万4000円を増額した補正予算を、今月3日から開会の第2回市議会定例会に提出した。
主な事業は、教育費で会瀬小学校校舎改築事業に5億8686万3000円を計上し、今年度から2カ年継続事業で校舎改築工事に着手する。今年度は、建築・電気設備・機会設備・工事監理委託を8月ごろにそれぞれ発注する見通し。
同じく教育費で、小学校耐震化推進事業に5億6939万円を予算化。諏訪小(S造2階建て、延べ床面積653u)、大沼小(S造2階建て、延べ床面積802u)、塙山小(S造2階建て、延べ床面積740u)など7校の屋内運動場で耐震補強工事を実施する。
来年の卒業シーズンまでに工事を完了させ、新しい施設で卒業式を行う計画だ。
会瀬幼稚園では、園舎改築事業に6090万4000円を追加した。
事業は22・23年度の2カ年継続で実施し、園舎改築を行う。今年度は、建築工事のほか、電気設備工事、機械設備工事をを夏ごろに個別で発注する予定だ。
また、日立養護学校で、屋内運動場(S造平屋建て、延べ床面積558u)の耐震補強工事を計画している。発注時期については、早ければ8月中旬に一般競争入札での発注を検討している。
設計は褐ヒ頃建築設計事務所(水戸市松が丘)が策定した。工事は秋口から着工し、今年度内完成を目指す。22年度6月補正予算に工事監理委託料435万円、工事費6880万円を予算化した。
また、民生費では、私立保育園整備費女性事業に1億2361万6000円を計上。
同事業では、民間保育所の施設整備を行う社会福祉法人に対し、施設整備費の一部を補助するもの。今回対象となるのは、こどものいえ保育園(日高町)が有力。
工事の発注時期については、現在のところ未定。
22年度内の工事完了を目指す。
一般会計は、14億7852万4000円を増額補正し、22年度当初からの総額を697億7252万4000円とした。
22年度6月補正予算案の詳細は次のとおり。
【民生費】
◆私立保育園整備助成事業=1億2361万6000円
【教育費】
◆耐震化推進事業(養護学校)=7415万4000円
◆耐震化推進事業(小学校)=5億6939万円
◆会瀬小学校校舎改築事業=5億8686万3000円
◆会瀬幼稚園園舎改築事業=6090万4000円
提供:日本工業経済新聞