福島建設工業新聞社
2010/06/04
【福島】郡山市が総合評価方式見直しで「地元業者の活用」を加点
郡山市は、総合評価方式の運用見直しで「地元業者の活用」を加点対象に追加した。地域経済の活性化に視点を置いた措置。加点対象とするのは、元請となった市内本店企業の自社施工分と、1次下請となった市内本店企業に出した下請金額分で、過去一定期間の市内活用比率の平均で評価する。今年度の運用では前年度1年間に発注、完成した工事分(500万円以上)を対象とする。
同市ではこれまで応札者に対し、入札執行時などの機会をとらえて地元活用の努力を求めていたが、今年度の総合評価方式の運用見直しで加点対象化して、明確にインセンティブを与えることにした。
特別簡易型と、今年度新たに導入した簡易型の全案件で評価項目とした。
総合評価方式における地域貢献度の評価としては、例えば県では県内活用として対象案件そのものの自社施工、下請発注予定の割合で加点評価しているが、郡山市の場合は過去一定期間の市発注の同業種・同一工事の平均で評価をする。