建通新聞社四国
2010/05/28
【香川】斎賀に実施設計委託 大川中校区の学校再編
東かがわ市は、大川中学校校区学校再編事業に伴う新校舎や既存校舎改修の実施設計を斎賀建築設計事務所(観音寺市)に委託した。実施設計を行うのは、統合小学校の校舎とプール、大川中学校の体育館・武道場の新築、大川中学校の既存校舎と体育館改造など。このうち、大川中学校校舎と体育館改修は2010年度事業で工事も行う。統合小学校施設整備は11年度からの2カ年事業で予定している。
大川中学校区学校再編成事業は、旧大川町内の誉水、丹生、三本松小学校を統合し、大川中学校敷地内に新小学校として建設する事業。
10年度に発注を予定しているのは大川中学校の校舎と技術教室の改修。校舎は鉄筋コンクリート造3階建て延べ4000平方b。床シート張り替えや教室用途変更、防災扉の取り替え、空調設備改修などを行う。
技術教室棟は同造平屋250平方b。床改修を中心に行う。いずれも第2四半期の発注を目指している。
11年度に着工を予定している統合小学校整備では、校舎とプールを建設する。校舎の計画規模は鉄筋コンクリート造3階一部2階建て延べ6265平方b。プールはFRP製25bの6コース。
中学校に新たに建設する体育館・武道館は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ3195平方b。一階が体育館、2階が武道館となる。
このほか、第2運動場の整備も計画している。大川中学校周辺3カ所が候補地となっており、今後の市議会で具体化に向けて協議する。
市では10年度当初予算に、大川中学校区再編事業事業費として2億2748万円を計上している。