県中北建設事務所は、甲府昇仙峡線に架かる「長潭橋(ながとろばし)」の改修計画策定に向け、調査・設計に入る。今月27日に橋を架け替えた場合のルート(L500m)の概略設計を発注。現橋の耐震補強工事についての設計も近く発注される予定だ。
長潭橋は上路式コンクリートアーチ橋(L34m、W4・6m)で、大正14年に建設。老朽化が進み耐震化もされていないため、架け替えを視野に入れた改修計画について、県と地元とで2回にわたり検討会を開き協議してきた。
その結果、改修案を@現橋を耐震補強A現橋下流側に隣接して新橋を建設B現橋から200m下流側に新橋を建設の3案に絞り、次回の検討会で最終決定するとした。
県は次回の検討会までに、現橋を耐震補強する場合の方法や完成予想図、及び新橋を建設した場合の近隣道路の概略図などを用意し、それを基に改修計画をまとめる方針。改修計画策定後は工事に必要な詳細設計及び用地買収などに着手し、着工は23年度以降になる見通し。
提供:山梨建設新聞