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建設経済新聞社
2010/05/24

【京都】22年度通常総会を開催 今年度 分水栓等の資材購入等を新展開

総会の様子
 京都府管工事工業協同組合と社団法人京都市公認水道協会の通常総会が21日、左京区の京都水道会館で西村京三京都市公営企業管理者・上下水道局長を来賓に迎え、開かれた。議事では組合・協会共に22年度事業計画案など各議案を満場一致で了承、可決された。
 まず京都府管工事工業協同組合(加藤栄次郎理事長)の第61回通常総会の冒頭、加藤理事長は公益法人化制度改革に関連し、組合の強化を図るため出資金の増資の理解に感謝を述べ、市上下水道局発注の鉛製給水管単独取替え工事について言及。「過去に調査業務を受託した案件が晴れて、工事として発注されることに喜びを感じる」とし、「会員のニーズに応えるべく、各種レンタル事業や斡旋事業に傾注し、21年度、新たにポリエチレン管用工機のレンタル事業を始め、22年度は分水栓等資材の共同購入や販売に取り組んでいく」と挨拶した。
 総会議事では、21年度の事業報告・決算、22年度事業計画案・収支予算案など6議案を審議し、いずれも原案通り可決した。
 続いて「京の美」をテーマに第27回写真コンクールの表彰式が執り行なわれ、金賞、銀賞、銅賞、優秀賞3作の計6作を代表して金〜銅賞までの3氏に表彰状が授与された(受賞者は後記)。
 次いで来賓の西村京三京都市公営企業管理者・上下水道局長を招き、社団法人京都市公認水道協会(加藤栄次郎会長)の第62回通常総会が開かれた。
 会の冒頭、加藤会長が「給水管設置業者が他業種の参入も含め660社となり、過当競争が激化している」としながら、「鉛製管発注は会員にとって、唯一の大きな活力となっている」とし、また会長が春の叙勲において瑞宝単光章を受け、皇居において天皇陛下に拝謁したことに触れ、「ひとえに会員らの上下水道への熱い思いが導いた結果であり、我が業界に賜ったものとして心から感謝します」と述べた。
 続いて来賓の西村管理者が登壇し、「上下水道は都市を支える不可欠な基盤施設という認識の下、日頃、事業の推進にご協力いただき、感謝します」とした上で、「鉛製給水管取替え工事も、目標の9000件を上回る9015件で実施でき、22年度も12000件へ拡大し展開していく」と述べ、更なる協力を求めた。
 議事では22年度事業計画案など4議案を審議し、すべて賛成多数で承認した。
 このうち22年度事業計画では、新公益法人への移行について、さまざまな動向を見据えながら協会の事業内容を定め、検討していくこととしている。
 なお、第27回写真コンクール入賞者は次の通り(敬称略)。
▼金賞=九野里高史(潟Nノリテクニカ)
▼銀賞=津田元子(樺テ田工業所)
▼銅賞=松下剛(水道協会)
▼優秀賞=高田昌英(樺r本工業所)、津田彰眞(樺テ田工業所)、田村由香理(鞄c村水道)