建通新聞社四国
2010/05/21
【愛媛】7月ごろ入札へ 2法人の小規模特養建設
西条市から地域密着型介護老人福祉施設の整備事業者として選定を受けた社会医療法人同心会・西条中央病院(西条市朔日市804)と社会福祉法人光明会(西条市大町776ノ23)は、それぞれ小規模特別養護老人ホームなどの建設を計画している。両法人とも7月ごろに入札を公示・執行、8月にも着工して2011年4月の開設を目指すとしている
。
西条中央病院は、朔日市にあるクラレ西条工場正門前の敷地(約4716平方b)に、小規模特別養護老人ホームと短期入所生活介護の機能を併せ持つ施設を新築する。
計画規模は鉄骨造2階建て延べ2486平方b(1階1259平方b、2階1227平方b)。ベッド数としては、小規模特別養護老人ホームで29床、短期入所生活介護施設施設で20床を予定している。実施設計は新企画設計(松山市)が担当した。
運営は、10年度中に設立予定の社会福祉法人によって行う考えでいる。
一方の光明会は、大町で運営している村上記念病院の敷地内で、小規模特別養護老人ホームの新築を計画。計画規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約1777平方bで、ベッド数29床を予定している。設計は新環境設計(東京都)が担当した。
市は、第4期介護保険事業計画(09〜11年度)に盛り込んでいた介護施設の定員が国の整備基準を下回る見込みになったため、対策を検討。必要な増員枠96人を、従来の特別養護老人ホームより小規模で市が独自に整備できる地域密着型介護老人福祉施設(定員29人以下)の整備などに割り当てることにし、事業者を選定した。
今回は両法人のほか、社会福祉法人亀天会(大野)も選定を受けた。同法人は大師町の星加医院敷地内で施設整備を計画している。