建通新聞社四国
2010/05/18
【愛媛】校舎は約8.3千u 砥部中学校改築
砥部町は、砥部中学校(千足)の施設改築事業で、町が設置した委員会などで検討が重ねられてきた基本設計がまとまった。新施設の計画規模は、校舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ約8300平方b、屋内運動場が鉄骨造3階建て延べ約2600平方b。概算工事費(校舎と体育館の建築、グラウンド整備、外構、旧校舎解体など)としては約26億円を見込む。町は基本設計をもとに、2010年度に実施設計を行う方針だ。
基本設計によると、既存校舎と屋内運動場を解体し、ほぼ同じ位置に新施設を整備する。工事中は、グラウンドに仮設校舎を設置する予定。
新校舎については、普通教室18クラスの設置を基本線に、今後、内容の詳細を詰める。新屋内運動場では、1階に駐輪場と駐車場、2階にメーンアリーナやステージなど、3階にはギャラリーや卓球場などを設置する方針。
町は10年度中に実施設計を完了させ、11年度には仮設校舎の設置や改築工事に着手する方針。13年4月の開校を目指す。
この改築は、築後40年が経過した現施設の老朽化が著しいことを踏まえ、耐震基準への適応や教育環境の整備を図るために計画された。委員会は同校や町内小中学校PTA関係者や、中学校隣接区の代表者らで構成、09年度から事業内容の検討を重ねてきた。基本設計業務は塩見設計(広島市)が担当。