京都市建設局は14日、4月23日付でオリックス不動産鰍ゥら申請を受けていた梅小路公園区域の水族館施設の設置について、許可を決定した。決定を受け、オリックス不動産鰍ヘ24年初頭の開業に向け、今後、今月中にも建築確認申請を提出する予定で、順調に行けば、7月にも建築工事に着手していく模様だ。
京都水族館は、オリックス不動産鰍ェ20年7月、梅小路公園北東側の倉庫跡地に「京都水族館(仮称)整備構想」として京都市に正式に提案。これを受け、同年9月には、第三者委員会となる京都水族館整備構想検討会を設置。検討委員会において、水族館建設について検討を重ね、同年12月には条件付で建設が「妥当」と答申が行なわれた。
許可通知書によると、まず施工期間中の工事ヤード部分を含む敷地1万3450uを借り受け、竣工後には運用面積8223・90uを賃借。使用料は、1uあたり、214円で換算し、初年度分(6月1日〜23年3月31日まで)は2878万3000円が市の収入となる。
市は、「民間により整備される水族館が創造と進取の気風に富む京都ならではの施設として誕生することを期待する」とし、「水族館設置を契機とした地域活性化の具体策を検討する」としている。
なお、京都水族館の建築物の概要は、RC一部S造3階建、延1万0981・58u(うち教養施設面積1万0748・78u、付属売店面積232・80u)(建築面積5955・54u)。設計は、東洋設計事務所(京都市中京区)と大成建設一級建築士事務所(東京都新宿区)のJVが担当。施工者は未定。