北海道建設新聞社
2010/05/14
【北海道】日赤が血液管理センターを集約−1万3000uの新施設建設
日本赤十字社(東京都港区芝大門1丁目1の3、近衛忠輝社長)は13日付で、公募型プロポーザルの「日本赤十字社北海道血液(管理)センター(仮称)・北海道赤十字血液センター合同社屋建設工事設計・監理業務」を公示した。延べ1万3400m²の規模で、2011年8月の着工を計画している。参加表明書は26日午後4時半まで、提案書は6月22日から7月9日まで持参のみ受け付ける。
同社は血液管理センターについて、これまでの都道府県単位から、全国を7ブロックに分けた集約を進めている。本道は道内が所管エリア。北海道赤十字血液センター(札幌市西区山の手2条2丁目3の37)に機能を集約するにはスペースが足りないことから、血液センターをまとめた新施設を建設することにした。
規模はRC造、4階(耐震構造)、延べ1万3400m²で計画。11年8月1日から13年1月31日の工期を想定している。
プロポーザルの内容は基本設計、実施設計、工事監理、各種法令手続きなど。業務期間は契約締結日から11年7月31日までを予定している。
参加資格は日赤本社か道支部または道赤十字血液センターの建築設計・監理でA等級の認定を受けている単体企業。
2000年4月以降に国内で竣工または施工中の業務で、RC造かSRC造、4階建て以上、延べ1万m²以上の新築の設計実績、耐震構造の等級3以上または免震構造の建物の設計実績、道内か東京都内に本社・本店または支店・営業所などを置くことなどが条件。
プロポーザル提案の受け付け後、7月中旬―下旬にヒアリングを予定。早ければ7―8月に設計・監理者を決める見通し。手続きなどの担当は本社総務部契約課契約係。
日赤では、建設地について「(土地の)売買契約が完了していないので明かせない」と話す。また、工事発注の方法や時期は未定としている。