建通新聞社四国
2010/05/07
【徳島】大建設計に設計委託 吉野川市の庁舎増築
吉野川市は、市庁舎増築に伴う基本・実施設計を大建設計(大阪市)に委託した。委託期間は、建築確認済証受領を含めて2011年3月31日まで。今後、11年度当初予算への工事費計上を目指して、11月26日までに積算作業までを終える。委託要領によると、税込み工事費が約12億円(外構、造成等敷地内のすべての工事含む)に納まる設計を求めている。
規模は増築棟が鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ約3000平方b。附属棟が倉庫棟2階建て延べ600平方bなど(鉄骨造その他構造含む)。屋外付帯工事として舗装、駐輪場、洗車場、駐車場、フェンス、その他。造成は盛土約50aと土留壁、排水路を予定。設備は電気設備と機械設備。
10年度予算では、設計費、土質調査費、用地費を確保しており、土質調査は上期中に委託する予定。
建設地は、庁舎北東側の旧産業試験場。現在、ビニルハウスとガラスハウスがあり、大半が県有地(一部民間)。敷地面積は庁舎部分が約9200平方b、進入路部分が約1500平方b。
市庁舎増築は、川島庁舎と山川庁舎などの機能集約により行政効率を高めた、統合庁舎として整備する。統合に係る事業費は約15億5000万円を見込んでおり、合併特例債等の活用により一般財源は約3億円程度。庁舎や支所の内部機能は今後、行政サービスと効率面から検討した上で決定する。合併前の川島、山川、美郷の各庁舎には、将来も支所機能を残す予定。