建通新聞社四国
2010/04/27
【愛媛】上・下部工を発注 肱川の板野橋架け替え
愛媛県は、大洲市で進めている肱川の改修に伴い、菅田町宇津の板野橋を架け替える。新橋の計画延長は197b。2010年度には下部工で残っている橋脚と橋台1基ずつの整備のほか、上部工も発注する方針だ。
板野橋は市道天貢線の橋梁で、国道197号から南へ枝分かれしてすぐに肱川を跨いでいる。
新橋は、上部の計画構造が4径間連続鋼合成少主桁。幅員は7・5bで、2車線と、片側に歩道を確保する。設計は長大が担当した。
下部工のうち、橋台1基と橋脚2基の整備については発注済み。
橋脚は、水中に圧縮空気を送って足場を確保しながら基礎を施工する「ニューマチックケーソン」方式で整備。発注予定の橋脚は、高さが約25bで、うち基礎部分が約7bとなる。
発注は、下部工が7月以降、上部工が11月以降になる見通し。いずれも鮎漁などへの影響を抑制できるよう、工程を調整する方針でいる。
新橋の完成は12年3月の予定。その後に既存の橋を撤去する。