北海道建設新聞社
2010/04/27
【北海道】札幌東公共職業安定所庁舎が改築へ−10月にも仮庁舎移転
北海道労働局は、2010年度に札幌東公共職業安定所庁舎改築に着工する。発注は北海道開発局営繕部が担当。年内にも公告し年度内に契約、現庁舎の解体に取り掛かる予定だ。一連の工事に伴い労働局では、10月までに同職安を仮庁舎に移転し業務を継続する。
今の庁舎は、1974年に豊平区月寒東1条3丁目2の6に建設された。築30年以上経過し、老朽化と狭隘(あい)化が著しく、利用者サービス向上の一貫として現地改築することとなった。
新庁舎の規模はRC造、4階、延べ2854m²。現在、北海道日建設計で基本設計を進めており、完了後引き続き実施設計に移行。7月末をめどに取りまとめ工事発注に向けた準備に入る。
営繕部が公表している発注見通しによると、主体の対象は建築A級で工事規模は4億5000万円以上6億9000万円未満。主体のほか、電気(対象A等級、1億2000万円以上2億円未満)、管(同、2億円以上3億円未満)、エレベーター(2000万円以上4000万円未満)に分割し、入札はいずれも第4・4半期を予定している。工期には19カ月を見込む。
現地改築となるため、業務機能を地下鉄東豊線月寒中央駅に直結しているJA月寒中央ビルの2階に移転。10月ごろから仮庁舎での業務を開始し、新庁舎への移転は12年9月を予定している。
移転に伴う住民説明会を5月10日に開催し、事業スケジュールなどを説明するが、仮庁舎への来庁者に対して「仮庁舎には駐車場はないが、地下鉄直結となりアクセスも向上することから、公共交通機関を利用してほしい」と呼び掛けている。