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建設経済新聞社
2010/04/27

【滋賀】湖東地区の幼保一体化施設整備 22年度後半に造成発注へ

湖東ひばり保育園の位置図(ピンク部分が拡張用地)
 東近江市は、湖東幼稚園統合・幼保一体化施設整備工事を計画している。湖東地区における老朽した幼稚園(3園)を統合するのに併せ、既存の保育園(1園)を増築・改修することにより一体化させるもの。今後、設計業務などを経て、22年度後半に土地の造成工事を発注する見通しだ。建築工事については23年度後半の発注になるとみられる。
 湖東地区3幼稚園(湖東第一幼稚園・湖東第二幼稚園・湖東第三幼稚園)の統合にあたっては、旧湖東町の段階で協議が重ねられ、市町合併と同時に東近江市に引き継がれた。3幼稚園は昭和51年から52年に建設され老朽化が激しく、平成8年に建築された湖東ひばり保育園と一体化して整備することになった。
 計画によると、施設整備予定地は東近江市平松町829他。湖東ひばり保育園の従来敷地6477uに隣接する農地約5000uを取得・用地拡張。うち約3000uを建築用地に加えた敷地面積約9477uが対象となる(残る約2000uは駐車場用地)。
 統合幼稚園は、湖東ひばり保育園を増築して園舎を接続する形で建設する。これまでのところ増築規模は床面積1500u程度が想定されている。幼保一体化に伴い、既存施設の湖東ひばり保育園(S造平屋建、約1500u)の改修も行うことにしている。
 今後、3幼稚園統合・幼保一体化施設整備の設計委託業務で基本設計(建築・電気設備・機械設備)、実施設計(建築・電気設備・機械設備・土地造成)を進める。段差があり盛土が必要な拡張用地の開発許可手続き等を先行させ、22年度下半期から23年度にかけて用地造成工事に取り組む。引き続き、建築確認等を経て、23年度下半期から24年度にかけて建築工事を実施。25年4月の開園を目指す。
 幼稚園と保育園を一体化することにより、充実した保育環境の整備と、望ましい園児集団の確保および異年齢児交流の促進を図る。
 設計は野田建築設計事務所(東近江市)が担当。