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建設経済新聞社
2010/04/22

【滋賀】有隣館建設整備事業 今夏頃に工事発注か

有隣館の建物平面図
 野洲市は22年度、有隣館建設整備事業を計画。地域における同和対策の総合的推進を図るとともに、各種相談業務や同和問題の教育啓発、調査研究と地域住民の自主活動の拠点を整備する。これまでのところ建築工事は今夏頃に発注となりそうだ。22年度当初予算に有隣館建設整備事業費2億2494万8000円(監理委託料380万円、工事請負費2億1435万9000円、備品購入費544万7000円ほか)を計上している。
 計画場所は野洲市北比江86(北比江公園内)。既設の北比江集会所を解体し、跡地に建築する。施設規模はS造平屋建、延456u。床面積の内訳は▽事務室・会議スペース=46・75u▽給湯室=5・1u▽相談室(控室)=12・92u▽書庫・倉庫=37・15u▽集会室=153u(研修室〔間仕切後〕51u/学習室〔間仕切後〕51u/多目的室〔間仕切後〕51u)▽調理実習室=46・46u▽物入(調理実習室)=2・93u▽図書スペース=10・25u▽便所(男/女/多目的)=42・9u▽玄関・共用部分(廊下等)=89・36u▽通用口・通路部分=9・18u−。
 主要室の機能は▽事務室=施設管理、事業運営▽会議室=小会議▽書庫・倉庫=図書管理・備品管理▽相談室=各種相談業務▽集会室=集会、研修、交流会▽調理実習室=配食、料理教室▽図書スペース=図書閲覧、託児スペース▽研修室=各種研修、講座▽教養娯楽室=教養講座、会議▽多目的室=機能訓練室、軽運動(高齢者、幼児用)−。
 現在、建設対象地にある北比江集会所(S造平屋建、延116・4u)の解体設計業務を進めており、アスベスト調査を含む同業務の完了を待って、集会所の解体工事に着手する。有隣館の本体建築工事は半年間程度の工期を見込んでいる。対象地の南向かいにある老朽化した現・有隣館(CB造2階建、延380u)の移転後、既存建物解体に1ヵ月半程度を経て、23年度から新たな有隣館業務の開始を予定しており、逆算すると建築工事の発注時期は8〜9月頃とみられる。建築総事業費は2億1526万6850円。
 設計はエーアンドエフ総合計画(野洲市)。