建通新聞社四国
2010/04/20
【徳島】川建で設計進む 羽ノ浦春日野団地改修
徳島県住宅課は、県営住宅羽ノ浦春日野団地27・28号棟耐震改修と名東(東)団地第5工区解体工を計画している。現在、羽ノ浦春日野団地27・28号棟については設計を川建設計(鳴門市)で8月末までの期間で進めており、2010年内の発注を予定。名東(東)団地第5工区については、解体設計を5月ごろに外注し、10年度末の工事完了を目指す。 羽ノ浦春日野団地27・28号棟は、2棟ともに鉄筋コンクリート造5階建て延べ1356平方b。戸数は30戸。1971年度竣工。ラーメン構造で、耐震性を満たしていないため改修する。工期は約1年間を見込んでいる。所在地は阿南市羽ノ浦町。
同団地は、全体で19棟。1〜9号棟(鉄筋コンクリート造4階建て)は、新耐震基準により89年以降に建設。29〜31棟(同)と50〜54棟(同造5階建て)については必要な耐震基準を満たしている。
今回の改修が完了すれば、同団地のすべての棟で耐震性が確保されることになる。
名東(東)団地第5工区解体の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ171平方b(4戸1棟)のもの6棟と同造2階建て延べ257平方b(6戸1棟)のもの2棟の計8棟36戸分が対象。跡地については、PFIでの実施を計画している県営住宅集約化事業の候補地となっている。
同団地では、2000年12月に1工区の解体に着手、07年6月に4工区まで132戸分が完了している。今回の工事により、旧住棟168戸全ての解体が終了する。所在地は徳島市名東町。