北海道建設新聞社
2010/04/14
【北海道】アークスが札幌、音更に新店舗−既存10店も改装計画
道内小売大手のアークス(本社・札幌)は、2010年に札幌市と音更町に1店ずつ新規出店する。札幌はラルズ、音更はフクハラとして開業する方針だ。また札幌、旭川、帯広の各市にある既存約10店の改装を計画。いずれも夏場の着工、年内の開業を目指している。
近く、施工中のふじ南6条通店(旭川市)とフクハラ公立大前店(釧路市)の2店舗を開業する。新規着工する札幌、音更の店舗は、これに次ぐ新店舗として計画。取締役会での審議と用地交渉を経て着工する。「立地場所のめどを付けた段階で、用地交渉を本格的に進める」(経営企画グループ)と話している。
改装する既存店は、札幌市内はラルズ、旭川市内はふじ、帯広市内はフクハラが中心で、各3―4店舗を対象とする方針。対象店舗は今後選定する。
同社が13日に発表した10年2月期の決算によると、09年10月末の札幌東急ストアの連結子会社化により継承した店舗(東光ストア)を含むグループ全体の売り上げは、前年同期比6.6%増の2707億2200万円、経常利益は1.9%増の95億6100万円、純利益は1.5%増の50億4900万円となり、9期連続の増収増益となった。
来期は、同社初となる3000億円超の売り上げと100億円の経常利益を見込む。客単価(顧客1人当たりの買い上げ点数)を高め、来店客数向上を図るための施策の一環として、新規開業と店舗改装を位置付けた。