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建設経済新聞社
2010/04/12

【京都】八瀬小学校移転新築 基本計画まとまる 設計業務の発注は夏頃か

外観イメージ
 京都市立八瀬小学校の移転整備を進める京都市教育委員会はこのほど、新校舎等の基本計画をまとめた。基本計画の策定を受け、市教委は22年夏頃にも基本設計等の発注を見込んでいる。
 基本計画の策定は21年11月からPTAや地元住民らでワークショップを計5回程度開催。ワークショップで寄せられた意見を下に、22年3月に基本計画が取りまとめられた。今後、22年夏頃にも基本設計を発注していきたい考えだ。
 ワークショップで上がった検討プランによると、施設規模は、現校舎がRC造3階建、延約1250u程度あるものの、当該地域が高さ規制で最高10mとなっているため、RC造2階建となる見込み。
 1階には1〜2年生の教室に加え、▽職員室▽保健室▽地域活動ルーム▽音楽室▽教室を設置するほか、中庭部分には音楽室と隣接させることで、野外音楽ステージのような「八瀬舞台」を構想。2階には3〜6年生の教室を配し、その他▽視聴覚室▽図工・理科室―などを設置することが描かれている。
 八瀬小学校(京都市左京区八瀬秋元町)は、理科室と家庭科室を兼用しているなど特別教室が不足しているほか、講堂を体育館代わりとして使用するなど敷地面積及び建物面積の不足を解消するため、総事業費10億9000万円をかけて、新校舎等を現在のグラウンド隣接地に移転新築する。現在、新校舎等の建設用地は取得済み。
 なお、22年夏頃に設計業務を発注後、23年夏頃までを履行期限として業務を進め、先行して体育館の建設に23年度中にも着手し、24年度にも竣工を予定。24年度以降に校舎他施設の建設に取り掛かっていく模様だ。