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建設経済新聞社
2010/04/07

【京都】京都市立学校耐震化PFI事業 5月14日入札公告へ 実施方針説明会に25社が参加

 京都市教育委員会は6日、5月14日の入札公告及び入札説明書の公表に先立ち、耐震改修及び定期診断に特化した「京都市立学校耐震化PFI事業」実施方針の説明会を下京区の京都市総合教育センターで開催。会場には、主に京都市内の企業を中心に25社が駆けつけた。
 実施方針によると、事業の対象校は京都市立京極小学校、京都市立伏見住吉小学校、京都市立烏丸中学校、京都市立西ノ京中学校及び京都市立銅駝美術工芸高等学校の5校。方式はPFI法に基づき、RO方式を採用し、業務範囲については耐震補強業務及び定期調査等業務があり、事業のスケジュールとして、12月中旬頃に事業契約を締結し、24年3月下旬までに計画、設計、施工を完了させ、23年4月1日から28年3月31日までを定期調査等にあてる。
 現在、学習・生活の場であるとともに、地震発生時においては地域住民の応急避難場所としての役割を果たす学校施設の耐震性能の向上を図ることが喫緊の課題となっている中、市は、21年度に、全国で初めて耐震化に特化したPFI事業である京都市立小中学校耐震化PFI事業を実施。今回の事業は全国で2例目となる。
 対象5校は、Is値が低い、コンクリート強度が低い、築年数が古い、工事スペースが狭隘等の課題を有しているため、巨大な仮設校舎が長期間必要となるなど教育活動に甚大な影響を及ぼすことが懸念されてきた。
 この上で、事業の目的を学校教育活動への影響を可能なかぎり低減しながら実施するとともに、事業費の節減及び財政支出の平準化を行い、安全・安心な学校を実現することとしている。
 今後の選定スケジュールは次の通り。
▽22年4月6日〜12日=第1回現地見学会参加申込受付
▽22年4月19日〜23日=第1回現地見学会の実施
▽5月7日=特定事業の選定
▽5月14日=入札公告及び入札説明書の公表
▽5月14日〜19日=入札説明書等の交付、入札説明会の参加申込の受付、診断報告書等及び竣工図の貸与の申出の受付、第2回現地見学会の参加申込の受付
▽22年5月20日=入札説明会の開催及び診断報告書等竣工図の貸与
▽22年5月21日〜28日=第1回入札説明書及び診断報告書等に関する質問の受付
▽22年5月24日〜28日=第2回現地見学会の実施
▽22年6月15日〜21日=参加表明書及び資格審査書類の受付
▽22年6月25日=一次審査結果の通知
▽22年7月12日=入札通知、入札参加者の公表(2者以上の場合、予定価格を通知)
▽22年8月3日=入札の実施
▽22年9月1日頃=事業者の選定、公表
▽22年11月初旬=議案上程(市会審議11月〜12月)
▽22年12月中旬=本契約締結