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　国土交通省四国地方整備局が３月26日に公表した管内の２０１０年度事業予算は、２５９６億１９００万円で前年度当初予算（２９９１億４５００万円）に比べ１３・２％減と二けたの落ち込みとなった。内訳は直轄事業費が同予算（１２０９億５７００万円）に比べ１２・６％減の１０５７億６５００万円、補助事業費が同予算（１７８１億８８００万円）に比べ１３・７％減の１５３８億５４００万円。さらに、前年度当初予算段階で計上されていなかった道路事業関係予算も追加した対比では、さらに落ち込み幅が大きくなる。　直轄事業費の内訳は、治水事業費２３１億８３００万円（前年度当初比８・０％減）、海岸事業費16億４０００万円（同比２０・６％減）、港湾事業費67億７６００万円（同比１７・８％減）、空港整備費９億０２００万円（同比５５・７％減）、道路環境整備費２１６億３２００万円（同比１５・８％増）、都市水環境整備費（同比３５・３％減）、国営公園等整備費９億５５００万円（同比２・２％減）、官庁営繕９億９４００万円。道路環境整備事業を除く９事業で前年度当初予算を大きく下回った。
　注目事業を見ると、８の字ネットワーク整備として建設している四国横断自動車道路のうち阿南市〜徳島市間は、事業費37億５０００万円で、調査設計、橋梁、改良工事などを促進する。
　宇和島市〜西予市間は事業費53億９０００万円で用地買収や橋梁工事、改良工事を促進する。
　須崎市〜四万十町間は事業費72億１６００万円で、橋梁工事や舗装工事を促進する。
　国道55号高知南国道路は事業費27億６６００万円で橋梁、改良工事を促進する。同南国安芸道路は32億２８００万円で橋梁、改良工事、舗装工事を促進する。
　ダム事業のうち長安口ダム改造は12億８０００万円で工事用道路整備や貯水池内仮桟橋設置などを行う。
　山鳥坂ダムは３億６０００万円で調査を継続する。
　鹿野川ダム改造は14億円で、クレストゲート改造やトンネル洪水吐工を促進する。
　横瀬川ダムでは３億円で転流工などを促進する。
　港湾事業では、徳島小松島港の複合一貫輸送ターミナル整備に５億２０００万円、高松港朝日地区多目的国際ターミナル建設に８億１０００万円、松山港多目的国際ターミナル建設に８億７０００万円、高知港多目的国際ターミナル建設に17億７０００万円の事業費が配分されている。