建通新聞社四国
2010/03/31
【徳島】企業局長に上野秀樹氏 県人事異動
徳島県は25日、4月1日付けで発令する2010年度定期人事異動を内示した。10年度がオンリーワン行動計画(第二幕)の推進期間の最終年度でもあることから、掲げた目標を達成するとともに「喫緊の課題」に迅速かつ的確に対応できる「課題解決型」の組織執行体制を構築している。職員数は昨年度から54人削減され、3292人となった。
部長級以上では、企業局長に上野秀樹南部総合県民局長を起用。後任の南部総合県民局長には、江本通彦労働委員会事務局長が就く。部長級の政策監補には池上正春運輸政策総局長、危機管理部長には小川日出雄政策企画総局長、県民環境部長には川長光男監察局長を起用。また、富永秀夫県土整備部次長(耐震化・建築指導担当)の退職に伴う後任には、新田多門病院局総務課長が就任する。
県土整備部では、道路総局長に山本秀樹河川局長、後任の河川局長には、坂東敏行保健福祉部副部長が異動。副部長には森本哲生議会事務局次長(総務課長事務取扱)が、次長(調整担当)には榊茂危機管理政策課長が、次長(まちづくり担当)には石本昇西部総合県民局県土整備部長が、建設管理課長には七條浩一道路総局高規格道路課長を充てた。
組織改編では、総合的な港湾振興施策を推進するため「運輸政策総局」を「運輸政策課」「みなと活力づくり室」「交通戦略課」「港湾空港課」の3課1室からなる「運輸総局」に再編。高速交通ネットワークの整備促進に向け「高速道路用地推進事務所」と「新直轄道路用地推進事務所」を統合し「横断道路用地推進事務所」を設置。運輸総局長に里見恒利道路総局長、横断道路用地推進事務所長に内藤伸弘新直轄道路用地推進事務所長を起用した。農林水産部では、「農山村政策局」を既存ストックの「保全管理」に軸足を置いた体制とするため、3課からなる「農村農地政策局」に改編し、山出省吾西部総合県民局農林水産部長が局長となった。また、林業飛躍局長に床桜英二農林水産部副部長、東部農林水産局長に山中茂林業飛躍局長が就任する。
このほか、建設関連の出先機関の異動では、南部総合県民局県土整備部長に中内雅三建設管理課長、西部総合県民局県土整備部長に元木幸男道路総局次長を充てている。