建通新聞社四国
2010/03/26
【高知】東京事務所理事に桑名正博氏 県人事異動
高知県は23日、4月1日付け人事異動として異動総数1294人の人員配置と組織改正を発表した。主な部長級の異動は、理事(東京事務所担当)に土木部副部長の桑名正博氏、同(交通運輸政策担当)に農業振興部副部長の片岡万知雄氏、同(高知県産業振興センター理事長)に商工労働部副部長の原田悟氏、同(高知県森林整備公社理事長)に理事で医療センター担当の畠中伸介氏が就任する。
尾ア正直知事は、2010年度に龍馬伝の追い風を生かして、産業振興計画の推進などの県勢浮揚に向けた取り組みを加速し、更にひとつ上のステップを目指す「挑戦の年」と位置づけ、迅速かつきめ細かに対応できる組織体制の整備と職員の配置を行う。特に、若手職員の幹部ポストへの登用、将来の県庁を担う人材の昇任・昇格、経験のある人材の適切な配置などにより、引き続き「活力と経験」のバランスがとれた体制となる。また、職種にとらわれない配置や女性職員の積極的な登用も行った。さらに、国や他県、民間への職員派遣、市町村との職員交流を行い、市町村の課長級への2人を含め14人の職員を派遣する。一方、市町村からの受け入れを09年度の10人から18人にほぼ倍増した。
組織改正については、総務部に文書情報課、文化生活課にまんが・コンテンツ課、土木部の港湾課と海岸課を一体的な管理と業務の効率化のため港湾・海岸課にする。人員配置では、地域産業振興監(高知市地域担当)を専任化し、1等級の畜産振興監を新設、水産振興部の副部長を2人体制にする。また、4年ぶりに女性の庁議メンバー(中島佳代子監査委員事務局長)が誕生した。