国等が進める京都第二外環状道路の整備に伴い、その沿線に防災公園などが計画されている。 京都第二外環状道路と小泉川に挟まれた長岡京市奥海印寺西代地区を、〈防災拠点ゾーン〉〈自然ふれあいゾーン〉〈西山山麓拠点ゾーン〉〈防災施設ヤード〉として長岡京市等が整備する計画。市は関係機関などと協議を進めながら今後計画案の詳細を固めていく。 防災拠点ゾーンは、平時は近隣市民の憩いの場として利用するため、芝生広場を主な施設としている。災害発生時は広域避難所として活用するため、貯水槽やトイレ等が設置される予定。自然ふれあいゾーンは、市民の環境・自然学習ゾーンとして農園や果樹園を整備。西山山麓拠点ゾーンは、西山山麓の現生植生を中心に自然回復を図るとともに、市民のメモリアルゾーンとして記念植樹ゾーンを設ける。このほか、第二外環の防災施設ヤードとしての活用が計画されている。 このうち、防災拠点ゾーンに位置付けられる(仮称)西代公園について、市は3月定例議会に西代公園整備事業用地取得案を上程。土地を先行取得していた乙訓土地開発公社から市が買い戻す内容(長岡京市奥海印寺西代33他11筆/6781・17u)で、3月8日に可決された。なお、市が21年7月に公表した都市再生整備計画では(仮称)西代公園の全体事業費を3億5300万円と設定している。 |