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建設経済新聞社
2010/03/17

【京都】前半にも設計外注へ 山城支所庁舎整備事業

全面建て替えが予定される山城支所
 施設の老朽化や耐震対策として山城支所施設の建替えを計画している木津川市では、新年度予算案に山城支所庁舎整備事業費として500万円を計上、22年度に基本・実施設計に着手する。基本方向としては、現支所南側に隣接する市有地(更地)を建設地として新支所を建設。現施設は一部を残して解体撤去する案が検討されており、新年度前半にも方針を決め、設計業務を発注する考えだ。
 現在、支所施設として使用されている旧山城町庁舎は、木津川市山城町上狛の国道24号沿いに建てられているRC造及びS造の3階建て施設で、古い建物は昭和33年の建設。以後、数度にわたる増改修が行われ、最近では平成4年に増築されたが、老朽化が著しいほか、合併前の調査では一部を除いて耐震性に問題があることから、早期の改善が望まれていた。
 これを受け、昨年には河合市長が建替えについて言及、24年度からの開庁を目指して建替事業をスタートさせている。
 建替計画については、いまのところ地域や内部で調整中のため詳細は決まっていないが、移転せずに敷地内での事業化を検討。現支所南側の更地に新支所を建設し、一体化している山城福祉センターは耐震補強で存続させるほか、平成4年の増築部分(RC造3階建)も他用途に使用、残る老朽化建物は解体撤去する案が検討されている。
 また、新支所の規模については、24年度から新組織体制に変更、山城市民サービスセンターとして支所機能を再編(縮小)させる方針が示されていることなどから、数百u程度になると予想される。
 なお、順調に調整が進めば、早期に設計を完了し、22年度内に建設費の補正計上も考えられるとしている。