建通新聞社四国
2010/03/12
【香川】小豆など4地区で推進 新年度の漁場整備/県
香川県水産課は、2010年度に小豆地区(土庄町)など4地区で漁場整備事業として魚礁や投石礁などの設置を行い、ガラモ場造成や幼稚魚の育成場・産卵場造成などを行う。総事業費は3億7800万円で10月ごろから順次、10年中に発注する。
10年度の整備内容は、9日開かれた香川県水産審議会漁港・漁場整備部会で了承された。
整備地区は増殖場整備として直島地区(直島町)、小豆地区(土庄町)、引田地区(東かがわ市)の3地区。漁場保全施設整備として多度津地区(多度津町)の1地区で整備推進を図る。
増殖場整備の直島地区は直島町京ノ上臈島地先と向島地区で整備。08年度から15年度までの事業となり、全体造成面積は3・6f、総事業費は3億9000万円。うち10年度には京ノ上臈島地先が1300万円をかけて播種(ダイバーによる種付け)、向島地区は5000万円をかけて覆砂1fを整備する。
小豆地区(土庄町豊島唐櫃地先)は、09年度から12年度までの事業となり、全体造成面積は6・16f、総事業費は4億円。うち10年度には1億円をかけて1・6fを整備する。使用礁はシーマーク礁とアルガー礁、投石礁の3種類。
引田地区(東かがわ市引田町地先)は、09年度から11年度までの事業となり、全体造成面積は2・58f、総事業費2億3000万円。うち10年度には1億1400万円をかけて1・5fを整備する。使用礁はシェルナース礁と投石礁の2種類。
漁場保全施設整備の多度津地区は、10年度の単年度事業。1億円をかけて1・11fを整備する。使用礁はシェルナース礁と投石礁の2種類。