浜松市は、4月1日から測量、建設コンサルタント、地質調査、建築設計などの建設工事関連業務委託の競争入札で最低制限価格を設定する。県内では初めてのケース。
建設関連業務委託で、一部でダンピングと思われる低価格の入札が見られ、増加傾向にあることから、適正履行による品質の確保と適正利益の確保を図る目的で、最低制限価格制度を4月1日から導入する。
最低制限価格を設定する対象案件は、予定価格が100万円を超えるもので、最低制限価格を下回る価格で入札を行った者は失格となる。
最低制限価格は、予定価格に対して地質調査が3分の2〜85%、地質調査以外は60%〜80%の範囲で設定する。算定方式は、国のモデルに準じて、▽測量業務が直接測量費+測量調査費+(諸経費×0・3)▽土木・補償コンサルタントが直接人件費+直接経費+(技術経費×0・5)+(諸経費×0・5)▽地質調査が直接調査費+間接経費+(解析等調査業務経費×0・7)+(諸経費×0・3)▽建築設計が直接人件費+特別経費+(技術料等経費×0・5)+(諸経費×0・5)。
建通新聞社 静岡支社