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建通新聞社四国
2010/03/09

【愛媛】予算借置方法など新年度に具体的検討へ 八幡浜総合病院建て替え

 八幡浜市は、八幡浜総合病院(大平1番耕地)の建て替え整備事業で、2010年度にも予算措置の方法など具体的な内容の検討に入る予定。病院建て替え整備には、交付金のほか起債による資金借り入れも必要とし、経営面の改善や医師の確保などさまざまな課題があるといい、それらへの対応を含め、早ければ10年度にも建て替え事業計画の肉付けを図りたい考えだ。
 現計画では総事業費100億円程度、17診療科、病床数250の新病院を想定、完成時期の目標を16年度に置いている。病院本体の建て替え費用には国の地域医療再生基金など、15年度に購入予定の救急救命医療関連の機器類の費用には核燃料サイクル交付金15億円を充当する予定。
 施設構想では、現敷地内に、新病棟やエネルギー棟、さらに立体駐車場を備えた建物を整備する。それぞれの規模は流動的だが、今のところ新病棟を鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ1万8694平方b、エネルギー棟を2階建て延べ612平方b、立体駐車場を2950平方b(135台)、一般駐車場を156台と構想している。
 現病院は病床数が312。施設は老朽化が著しく、救急医療に対応できないなど、地域医療の拠点としての役割も不十分なものになっているという。
 新病院は、03年度作成の構想マスタープランでは病床数を285としていたが、環境の変化などから規模を縮小し、現計画に改めた経緯がある。