2009年度土木技術講習会(第2回新技術発表)=写真=が5日、県庁中庁舎10階大会議室で開かれ、総勢60人余が聴講した。内訳は県及び市町村土木系職員が約50人、コンサルタント協会員が約10人。県県土整備部技術管理課と(財)千葉県建設技術センターが共催。
この日は、「材料」「工法」「情報」の3部門から11の新技術を発表。提案者の発表持ち時間は、各技術とも質疑応答を含めて20分。聴講者に対しては、「新技術が普及するためにはどうすれば良いか」をはじめ、技術内容についてや資料の分かりやすさ、説明の仕方などについてアンケート調査を実施した。
民間で開発された新技術の公共工事への活用・普及は現在、技術管理課が窓口となり、安全性・経済性・施工性・強度・耐久性等の機能や性能等の室内試験データ、使用実績等を確認した後に、県庁内ホームページへの掲載をはじめ、開発企業による新技術発表会や県による講習会等を通じて、県や市町村、設計コンサルタントなどに情報提供している。。
今回の第2回新技術発表会もその一環として開催したもので、材料部門は「低コスト&高被覆性緑化用地被植物」のフィラ改良種(イワダレソウ改良種)をはじめ5提案、工法部門は、シリンダー型ダンパーを用いた制震システムの「BM-Sダンパー」をはじめ5提案、情報部門は、計測車両により道路及び周辺空間を3次元計測し、道路地図等を作成する「高精度3次元道路地図等作成システム」の1提案だった。
提供:日刊建設タイムズ