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建設経済新聞社
2010/03/03

【京都】最低制限価格など入札制度改正 適用範囲を拡大

 福知山市は2日、これまで最低制限価格を設定していなかった設計価格250万円以上1000万円未満の工事について、最低制限価格を設定すると共に、全工事の最低制限価格を引き上げることなど入札制度の改正を発表した。22年4月以降に執行する契約案件から適用する。
 今回の改正は、今年度に行った250万円以上〜1000万円未満の最低制限価格未設定工事について平均落札率が低下し、設計価格の3分の2に近づいていることなどから実施するもので、公共工事の品質確保やダンピング防止、下請け業者へのしわ寄せ、労働条件悪化および安全対策の不徹底などに配慮し、合わせて全工事の発注案件に対して最低制限価格の適用範囲と算出方法を変更する。
 改正内容は次の通り。
◎最低制限価格の適用範囲
 現行=設計価格…1000万円以上
 改正=設計価格…250万円以上
◎最低制限価格設定の算出方法
▽最低制限価格の設定範囲
 現行=設計価格の3分の2〜10分の8・5
 改正=設計価格の10分の7〜10分の9
▽現場管理費の算定割合
 現行=現場管理費の60%
 変更=現場管理費の70%
◎最低制限価格の適用時期及び対象
 22年4月以降に執行する工事の契約案件