北海道建設新聞社
2010/03/03
【北海道】鹿追町が国保病院を増改築−8億円投じ12年夏完成へ
鹿追町は、国民健康保険病院の増改築に着工する。総事業費は約8億円で、工期は2012年度までの4カ年を見込む。工事は主体(解体含む)、電気、機械、外構に4分割し、25日に入札する。
現国保病院はRC造、2階、延べ2954m²の規模で、北棟と南棟の2棟で構成。施設の狭あい化や老朽化が進んでいるほか、耐震性能が低いため、施設を供用しながら南棟を増改築し、北棟には内外部改修や耐震補強を施す。
増築規模はRC造、2階、延べ1357m²。完成後は延べ3268m²となり、現病院より314m²増加する。建設地は鹿追町東町1の38の現在地。設計は石本建築が担当した。
工事は3月末から11月まで、北棟2階部分の内外部や水回り、電気関係を改修。並行して、南棟の東側に手術室や食堂、機械室などが入る部分の建設を増築1期として実施する。
続いて、11年2月から南棟の一部解体に着手。同4月からは増築2期として、南棟の解体跡地に外来診察機能や事務室などを配置する部分を建設する。
2期終了後の同10月には、北棟の1階部分改修と耐震補強をスタート。12年3月からは一部残っている旧南棟の解体に入り、同4月末に施設が完成する。同5月からロータリーや北側駐車場の外構を整備し、同7月で事業全体が完了する。
2月の町議会臨時会で、増改築の継続費として、10年度予算額4億2994万円が可決された。