建通新聞社(中部)
2010/02/26
【岐阜】新多治見病院20億円余/多治見市の10年度予算案
多治見市は19日、新多治見市民病院建設事業などを盛り込んだ総額624億4875万円(前年度当初比5・3%減)の2010年度当初予算案を明らかにした。
会計別の内訳は、一般会計が331億8300万円(前年度当初比5・3%減)、特別会計が230億2678万円(同0・6%増)、企業会計が62億3897万円(同22・3%減)となった。
また、一般会計予算を性質別分野で見ると普通建設事業費が46億1847万円と、前年度に比べて32・5%、約22億円の大幅な減額となっている。これは、多治見駅南北連絡通路整備や最終処分場建設などの大型事業が一段落することなどが影響している。
建設関連事業で主なものは、設計(詳細設計)・施工一括のデザインビルド方式で発注を予定している「新多治見市民病院建設」に20億3730万円を投入する。09年10月末に開通したJR多治見駅南北通路関連では「多治見駅周辺多目的広場整備」に2億2000万円を投じて駅南広場の整備などを行うほか、駅北拠点施設整備の民間事業者選定を行う。そのほか、道路関係では「音羽、明和線整備」の1億2101万円、「国道248号多治見バイパス整備(生活道路整備)」の1億6337万円、「平和・滝呂線整備」の1億2303万円。学校関係では南姫小学校と笠原小学校校舎の「耐震補強」の2億2770万円、「南姫小学校体育館建替」の2億8485万円などがある。