建通新聞社四国
2010/02/26
【徳島】耐震対策中心に投資的経費60億余 徳島市の当初予算案
徳島市は22日、3月8日開会の市議会定例会に提出する2010年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比0・9%増の882億6000万円。このうち投資的経費は60億7737万円で、同比38・6%の減となった。
投資的経費のうち普通建設事業は60億4737万円で同比38・7%減。内訳は、補助事業が同比30・8%減の18億8793万円、単独事業が同比42・2%減の40億7293万円、受託事業が同比3・4%減の8400万円。災害復旧事業は前年度と同額の3000万円を確保した。
主な建設関連事業では、城東小学校屋内運動場増改築事業に2320万円、沖洲および大松小学校校舎等建設用地取得事業に4億0582万円、津田中学校屋内運動場増改築事業に2億8665万円を確保。また、旧耐震基準で建設された公共施設の耐震対策に取り組むため14億9833万円を計上しており、児童館、社会福祉センター、幼稚園などで耐震診断、補強・改修などを実施する。
このほか、建設関連の主要事業は▽道路橋りょう新設改良事業(単独)9億6142万円▽地方道路整備事業(落橋対策事業等)9000万円▽橋りょう耐震補強事業7000万円▽都市下水路事業3億円▽排水施設新設改良事業6億0543万円▽浄化槽設置推進事業1億7925万円▽農地施設(農道・排水施設)整備事業2億8590万円▽新町西地区市街地再開発事業1942万円▽街路整備事業1億9914万円▽四国横断自動車道周辺対策事業1億5237万円▽四国横断自動車道側道整備事業3億5381万円▽徳島外環状道路周辺対策事業6300万円─など。
特別・企業会計の予算(案)規模は、前年度当初比5・3%減の796億1635万円。内訳は、特別会計が北部浄化センター水処理施設完成に伴う下水道事業特別会計の減少などにより同比4%減の586億0994万円。企業会計が新病院完成や上水道整備に係る第4期拡張事業の終了に伴い、同比8・8%減の210億0641万円となった。