建通新聞社(岡山)
2010/02/24
【岡山】操車場跡地西に決定 岡山総合医療センター
岡山市は、(仮称)岡山総合医療センターの建設地を操車場跡地西部の約1.8haに決めた。2010年度は、操車場跡地を建設地とした部門別、建設計画、事業計画などの基本計画づくりに着手、順調なら基本設計にも取り掛かる。
同センターは、基本計画から最短5年でのオープンを目指しており、11年度は実施設計、12年度から2年半で施設を建設する予定。
建設地に決まった北長瀬表町の操車場跡地は、JR北長瀬駅に隣接、岡山倉敷線とも近接するなど、敷地の制約条件が少なく早期の整備が可能で、救急や災害医療機能の発揮や利用者の利便性なども確保できる。
施設規模は、病院本体の延べ床面積を3万2700u(1床当たり79u)、建築面積を6500u、駐車場を200〜400台程度を見込んでいる。
事業費は約146億円、うち本体工事費98億円、付帯工事費5億円、医療器械・システム・備品など40億円、設計監理費3億円と見積もる。
地元や議会などから、今後の在り方について要望の出ている現市民病院については、別途、地域住民への医療サービスを担う建物利用について検討を進めていくことになる。
また、市は、先日、同建設地を含む岡山操車場跡地23.7haの基本的整備方針を公表、西部を「福祉」中央部を「交流」、東部を「生活」の3ゾーンに分けて今後の整備を検討することにした。10年度は、具体的な整備内容の検討に入ることにしている。10年度当初予算で西部新拠点地区まちづくり構想などの策定費822万円を計上する予定。