建通新聞社(中部)
2010/02/23
【愛知】10年度に基本設計委託/名古屋市東部医療センター東市民病院改築
名古屋市病院局は、「東部医療センター東市民病院」の救急診療棟と外来棟を改築するため、2010年度に基本設計を発注する予定だ。予算案に予定額として2000万円を計上している。
東部医療センター東市民病院は、名古屋市立の全5病院のうち最も規模の大きい病院で、1957年に現在地に移転した。建設から40年以上が経過し老朽化していることと、救急患者の受け入れ機能の拡充に加え、外来診療との連携による効率性などを図ることを目的に現地改築を行う。
改築を行うのは、救急診療棟と外来棟。現在の建物の規模は、救急診療棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3163平方b、外来棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2696平方b。建設年度は、救急診療棟が1980年、外来棟が62年。改築後の建物の規模は現段階では明らかにされていないが、現在の建物の規模よりは大きくなる見込みだ。
基本設計を10年度前半に発注し、10年度末までに完了させる予定。11年度に実施設計を行い、12〜14年度で建設工事を行う見込み。14年度の開棟を目指している。
同病院の所在地は千種区若水1ノ2ノ23。