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建設経済新聞社
2010/02/22

【京都】川東小・高田中学校耐震化 合築による改築の方針 設計委託方式も検討

 亀岡市教育委員会は、校地が隣接する川東小学校と高田中学校について、改築で耐震化を図る。22年度当初予算案では、川東小学校基本設計費等に2040万円、高田中学校基本設計費等に1230万円を新規に予算計上した。工事は両校の施設を一体的に整備する方針で、今後詳細を固める。
 馬路町野堀の川東小は、▽管理棟(RC造平屋建、267u/昭和38年築)▽教室棟(RC造3階建、延2490u/昭和38年築)▽管理棟(RC造平屋建、44u/平成10年築)▽屋内運動場(RC造+S造平屋建、626u/昭和38年築)の4棟で構成され、合計延べ面積は3427u。川東小の南側にある高田中は、▽教室棟(RC造3階建、2032u/昭和38年築)▽管理特別教室棟(RC造2階建、延644u/昭和39年築)▽屋内運動場(RC造+S造平屋建、830u/昭和61年築)の3棟構成で、合計延べ面積は3506u。
 工事は両校の施設を一体的に整備する合築で進める方針で、今後詳細を固める。現時点では川東小のプールと高田中の体育館は改築工事の対象外としているが、今後計画を進めていく中で対応を決める。設計委託方式は簡易プロポーザル方式など提案型も検討するとみられる。
 市教育委員会はこれまでに、両校の校舎等について、20年度に田中綜合設計(大津市)で耐震診断を実施。それを踏まえ、21年6月に耐力度調査を小西建築設計事務所亀岡支店(亀岡市)に委託し進めていた。
 両校を小中一貫校として整備した場合のあり方を研究するため、21年8月に教育長を座長とする亀岡市小中一貫教育研究会を立ち上げ、小中一貫教育の基本理念や効果のほか、川東地域で小中一貫教育を進める必要性やメリットなどについて協議した。このほか、大阪府初の施設一体型の小中一貫校である大阪府箕面市立止々呂美小学校・中学校への先進地視察も行っている。