北海道建設新聞社
2010/02/15
【北海道】札幌市立病院が精神科病棟を建設−11年度に着工へ
札幌市病院局は、市立札幌病院の南側敷地内に、精神科専用の新病棟を建設する。規模は地下1地上3階、延べ2800m²の計画で、概算工事費には11億3000万円を見込んでいる。2010年度は設計に取り掛かり、11年度に着工する方針だ。
新病棟建設は、民間の精神科病棟では対応が難しい身体合併症を有する精神科患者に対応するため、豊平区にある市立札幌病院静療院の成人部門を、中央区北11西13にある市立病院本院へ統合するもの。
当初は、本院の既存病棟改修で施設を整備する考えだったが、精神科救急医療や新型インフルエンザといった不測の事態に備えるため、新病棟建設に切り替えた。
このため、統合スケジュールも1年ずれ込み、12年4月の移転となる見通しだ。