建通新聞社(岡山)
2010/02/10
【岡山】10億8850万円で西松建設 大田防災事業大田トンネル
国土交通省中国地方整備局は、国道53号大田防災事業の大田トンネル工事の落札者を10億8850万円で西松建設に決めた。
工事概要は、場所が岡山市北区建部町大田〜福渡地内、工事延長601m、うちトンネル延長581m(NATM工法、掘削支保工、覆工、インバート工193m、坑門工2基、法面工、排水構造物工、トンネル仮設備等)。工期は2011年10月31日。
また、使用する主要な資機材は、生コンクリート約7400□、セメント約1万2500t、鋼材(形鋼)約2400t。
同事業は、岡山市北区建部町大田から福渡までの1km区間が旭川と急峻な法面に挟まれており、集中豪雨や地震時には硬質の花こう岩で形成されている法面から小落石の発生が懸念されている。現在、緊急的な措置としてロックネット等による対策を講じているが、より安全な通行を確保するためトンネルを整備する。トンネル設計他は、中電技術コンサルタント、電気設備詳細設計を日本工営が担当した。