建通新聞社四国
2010/02/02
【香川】新年度から監視制御設備など改築 金倉川浄化センター
香川県下水道課は、2010年度から2カ年かけて金倉川浄化センター(多度津町)で管理棟の監視制御設備(電気設備)改築と空調設備改修、大束川浄化センター(宇多津町)で汚泥濃縮タンクの掻寄機と脱水機設備2基の更新を計画している。
金倉川浄化センターは、1990年12月に供用開始し、その後、流入量の増加により4期に分けて処理施設の増設を行い処理能力は2万立方b/日に引き上げられている。
処理方式は標準活性汚泥法。場所は多度津町堀江。
同センターでは、金倉川流域の善通寺市、多度津町、琴平町、まんのう町を対象に水処理を行っている。
大束川浄化センターは、85年4月から供用を開始し、流入量の増加に伴い処理施設を増設して2002年に完了、02年度からは老朽化などにより機能の維持が困難となった設備について計画的な改築事業を進めている。処理方式は標準活性汚泥法。場所は宇多津町吉田。
今後の改築計画は10年度から15年度までの6カ年計画だが、当面は2カ年で汚泥濃縮タンクの掻寄機と脱水機設備2基を更新する。
内容は汚泥濃縮タンク2槽のうち1槽の掻寄機と脱水機設備のベルトプレス脱水機2基をスクリュープレス脱水機2基に更新する。
6カ年の改築全体計画は濃縮槽設備が機械・電気・土木施設、脱水機設備が機械・電気・建築設備、汚泥処理高圧受変電設備のほか汚泥処理棟内の監視制御設備を管理棟に移設し、中央監視制御設備とする。処理能力は2万7740立方b/日。詳細設計は東京設計事務所高松事務所(高松市)が担当した。
同センターでは、大束川流域の丸亀市、坂出市、宇多津町、綾川町を対象に水処理を行っている。