北海道建設新聞社
2010/01/27
【北海道】水産加工の朝日食品が函館・港町ふ頭に新工場計画
朝日食品(北斗市七重浜4の22の1、大塚勝啓社長)は、函館市が分譲を進めている港町ふ頭港湾関連用地約1万m²を購入し、サケフレークやさきいかなど水産加工品の製造・加工向けの工場を新築する計画だ。設計を中央設備エンジニアリングに依頼して進めている。早ければ6月にも着工する見通しだ。
北斗市にある現工場を縮小し、製造ラインの効率化を図った新工場を建設する。計画規模は延べ5500m²程度。建設地は函館市港町2の36。
市は2月の定例市議会で土地分譲の承認が得られれば、3月にも正式契約を結ぶ。
同分譲地へは2005年の分譲開始以来、初の企業進出となる。これまでは、年度当初の4月に価格の見直しや改定をしてきたが、分譲が進まない状況もあり、今回は年度単位で動く民間企業の経営・事業サイクルを見越して、1月に分譲価格を改定した。所管の港湾空港部では「誘致活動のほか、今回の改定による値下げの効果もあったのではないか」とみている。