中心市街地の活性化に取り組む舞鶴市はこのほど、国からのまちづくり交付金の使途を設定する舞鶴西地区における都市再生整備計画を変更。交付対象事業費について、2億2500万円増額の16億9100万円を計上した。
同計画によると、舞鶴西地区の352fを対象に、「城下町浪漫の再興〜歴史的文化(城下町・社寺・海等)とふれあいの共演〜」を目標に掲げ、▽田辺藩の情緒の中、落ち着きと安らぎが楽しめるまちをつくる▽人と人のふれあいを大切にした、温もりある商いのまちをつくる▽田辺藩の資産や情緒を受けつぎ、活き活きとした町衆の文化を育む▽ふれあいと優しさあふれる安心安全なまちをつくる―の4つを整備方針としている。
まちづくり交付金は、国が区市町村の都市再生整備計画に基づき、3〜5年にわたり事業費の最大4割を負担する制度で、16年度の都市再生特別措置法改正に伴い、区市町村の裁量で事業への割り当てが可能となっている。
舞鶴公園整備
今春発注目指す 地震避難広場として2・3fの広大な敷地を有する舞鶴公園では、歴史と水を活かした公園整備と老朽化したトイレの建替えを事業費1億6000万円を計上し、計画。現在、京福コンサルタント(福井県小浜市)で、詳細設計を進めており、今年度中に終了予定。今春の工事発注を目指す。
歴史と水を活かした公園整備には、公園北側の石垣沿いにL約60mの小川のような水路を設け、井戸を掘削し、「真名井の清水」を通水させ、公園内にせせらぎの場を設ける。
またトイレの改築では、公園内の2ヵ所のトイレのうち、建替えを計画している既設トイレは、W造延26・4uで、新たに同程度のものを新設する見込み。
いずれも22年度中の完成を目指す。