建通新聞社四国
2010/01/22
【香川】下部耐震補強を月内にも発注 江藤水管橋(1/22)
香川県水道局は、財田川に架かる江藤橋水管橋(観音寺市)下部工の耐震補強を早ければ1月中にも発注する。入札手法は一般競争入札の総合評価(施工計画型)方式。上部工となる水管の耐震補強は2010年度に行う。同局では09年度から5カ年程度をかけて県内48橋の水管橋の耐震補強を行う方針で、09年度には江藤橋水管橋のほか3橋で耐震化対策を行った。
江藤橋水管橋の橋長は283b、橋台2基、橋脚5基。09年度に下部工の肉厚化を図る。10年度予定の上部工では、2本ある鋼管送水管のうち口径500_を取り替え、600_を補修する。場所は観音寺市本大町。設計は五星(三豊市)が担当した。
県内には49橋の水管橋があるが、耐震補強がなされているのは07年度に行った城山水管橋(坂出市)のみ。
耐震化が進まなかった要因には、08年度まで水管橋などの耐震対策は国庫補助対象となっていなかったことが大きい。
だが、5月の国の経済危機対策に伴う補正から耐震補強工事が国庫補助対象となったのを受け、水道局では今後、5カ年程度をかけて残る県内48橋の水管橋の耐震補強を推進する方針。
補助期間が不透明なものの今後、耐震補強工事が5カ年程度補助対象となる見込みから県水道局は、老朽度合いや給水量などの重要性から優先順位などの耐震化計画を策定、09年度には江藤橋水管橋のほか香東川水管橋(高松市香南町)、白髪淵水管橋(丸亀市綾歌町)、三反地水管橋(三豊市高瀬町)で耐震化対策を行う。江藤橋水管橋ほかの3橋は9月に発注済。