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　国土交通省中部地方整備局は、２０１０年度分の「発注者支援業務」や「公物管理業務」など合計１９２件を20日付で公告する。２月９日まで技術提案書を受け付け、３月上旬に開札する。すべての案件に加算方式の総合評価落札方式を適用。価格点と技術点の配点割合は１対２とし、技術力を重視する。（公告概要を●面の公示・公告情報欄に掲載）
　20日付で公告する発注者支援などの業務は、▽河川巡視支援業務▽河川許認可審査支援業務▽ダム管理支援業務▽特殊車輌審査事務業務▽道路管理事務業務▽道路情報管理技術業務▽積算技術業務▽品質監理業務▽工事監督支援業務▽事業計画業務▽用地補償総合技術業務▽用地関係資料作成整理業務▽技術審査整理業務―など。
　事務所別の公告件数をみると岐阜県内は、多治見砂防国道事務所が11件、木曽川上流河川事務所が８件、越美山系砂防事務所が４件、横山ダム工事事務所が３件、丸山ダム管理所が１件。
　愛知県内は、庄内川河川事務所が６件、豊橋河川事務所が５件、名古屋国道事務所が16件、愛知国道事務所が６件、名四国道事務所が８件、設楽ダム工事事務所が３件、矢作ダム管理所が５件、中部技術事務所が１件。
　三重県内は、三重河川国道事務所が15件、木曽川下流河川事務所が７件、紀勢国道事務所が13件、北勢国道事務所が６件、蓮ダム管理所が１件。
　長野県内は、天竜川上流河川事務所が９件、飯田国道事務所が８件、三峰川総合開発工事事務所が２件、天竜川ダム統合管理事務所が１件。
　静岡県内は、静岡河川事務所が６件、静岡国道事務所が13件、沼津河川国道事務所が11件、富士砂防事務所が４件、浜松河川国道事務所が16件、長島ダム管理所が１件、静岡営繕事務所が１件。このほかに本局（三の丸庁舎）関係で「総合評価技術審査整理業務」１件を公告する。
　今回、公告した案件はすべてが総合評価落札方式の一般競争。価格点と技術点の配点割合は１対２。評価項目の配点は予定管理技術者の経験・能力が15点、実施方針が30点、評価テーマに対する技術提案が35点の合計80点で、60点満点に換算し直す。技術提案の評価テーマは２テーマ設定し、ヒアリングを実施する。
　発注者支援業務について中部地方整備局は、これまでも民間参入を促進するため、応募要件を緩和するなど改善を図ってきている。特に実績要件については、すべての発注者支援業務などの受注実績を対象としていて、土木設計や地質調査、測量などの受注実績でも応募可能。また、配置予定業務管理者の要件は、発注業務に関連する発注者支援業務などや土木設計業務、管理施設調査・運用・点検業務などの受注実績でも応募可能としている。業務実績の対象となる発注機関については、国、特殊法人、地方公共団体、公益民間企業が発注する業務などで、公益法人からの受注実績でも応募を認める。ただ、業務分野などによってＪＶでの参加を認めるものと、認めないものがある。
◆一般業務37件も公告
　このほかに、中部地方整備局では10年度分の業務のうち、一般業務の技術資料作成業務16件、図面作成業務２件、建設資材価格等調査業務19件、合計37件についても20日付に公告する。今回の公告案件に含まれていない一部の事務所の業務や業務分野についても今後、順次発注手続きを行っていく。