建通新聞社四国
2010/01/15
【香川】山田トンネル建設に新年度着工 377号改築払川工区
香川県道路課は、国道377号道路改築事業払川工区(東かがわ市)の2012年度全線開通を目指して10年度には山田トンネル建設に着工する。
概要は延長168b、車道幅員6b、全幅員8b、ナトム工法。設計は日本工営が担当した。照明設備設計はエイト日本技術開発で3月26日までの期間で進めている。
払川工区は1996年度に事業着手した総延長3010b、車道幅員6b、全幅員8b。全体事業費は約41億6800万円。区間は山間部の道路で、幅員が狭小で線形も悪いため大窪寺周辺をバイパスで整備するほか現道拡幅を行っている。区間内には06年に開通した大窪トンネル(322b)や弁天橋(30b)、建設中の払川橋(146b)などの鋼構造物があるほか、10年度着工を目指す山田トンネルがある。
県は、同工区の12年度完成を目指しており、09年度末の進捗状況は工事が79%、用地取得が94%。現在1640bが部分供用しており、残りは1370b。
山田トンネルのほか未整備区間は起点側の旧白鳥町五名の地蔵堂付近の現道拡幅、約150bが残っている。
10年度以降の残事業費は8億4400万円。内訳は工事費7億9200万円、用地費800万円となっている。