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　徳島県は、城北高校の大規模改修事業と小松島団地１号棟の耐震改修を年明けの１月早々にも公告する予定。このほか県内では、鳴門市の大麻中学校改築、藍住町の藍住中学校南校舎耐震補強などの発注も見込まれており、第４四半期に大型建築案件が複数発注される見込みとなっている。すでに年内に公告された案件もあり、県外ゼネコンや県内大手建築業者は、１〜２月に見積もりや入札手続きが集中することになりそうだ。公告済みの案件も含め、年明けに入札参加手続きが行われる建築案件を展望した。
　徳島県が計画している城北高校の大規模改修事業と小松島団地１号棟の耐震改修は、年内に発注に向けた準備をほぼ完了しており、年明け早々にも公告される見通し。城北高校は、全２期の大規模改修工事のうち、第１期として本館棟（南側校舎）と西側渡廊下棟を中心に耐震改修と内外装のリニューアルを予定している。規模は本館棟が鉄筋コンクリート造５階建て＋ＰＨ付延べ４０３０平方�b、西渡廊下棟が同造２階建て延べ１３６平方�b。事前に仮設校舎を設けて改修し、補強工法は主に外付けの補強フレーム設置を予定している。設計は山田設計（三好市）が担当。工期は約２０カ月。
　小松島団地１号棟の耐震改修は、２工区に分けて発注。北側壁面への外付鉄骨フレームと、建物四隅への耐震壁設置による補強を計画している。規模は同造１０階建て延べ９２６０平方�b。設計は山田設計（三好市）が担当。工期は１４〜１５カ月程度をみている。
　鳴門市の大麻中学校改築は、現在のプール部分を解体して新校舎を新築。規模は同造３階建て延べ５７６０平方�bで計画している。同校の所在地は大麻町池谷字長田で、敷地面積約３万平方�b。設計は宮建築設計（徳島市）が担当した。２ヵ年での整備を見込んでおり、２００９年度は８億０７００万円を計上するとともに１０年度以降の債務負担限度額７億１０００万円を設定している。
　藍住町の藍住中学校南校舎耐震補強は、現校舎の規模が同造４階建て総延べ４３５２平方�b。所在地は奥野字矢上前。設計は四電技術コンサルタント（徳島市）が担当した。事業費は、１２月補正予算案で工事費３億７８００万円、監理委託料７５６万円を計上している。
　このほか、徳島市では、富田小学校校舎や内町小学校屋内運動場などの耐震補強工事を第４四半期に計画。一般競争で執行するため、１〜２月に公告する予定で準備を進めている。
　また、０９年度の予算計上では、つるぎ町が１２月補正予算に貞光中学校校舎改築の事業費を計上しているものの、年度内の発注は見送られることになりそうだ。