建通新聞社(中部)
2009/12/24
【愛知】中日本建設コンサルで開始/名古屋市の空見スラッジリサイクルセンター(仮称)詳細設計4
名古屋市上下水道局は、「空見スラッジリサイクルセンター」(仮称)の詳細設計その4を中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)に委託した。委託期間は2012年3月16日まで。
今回委託した詳細設計その4は、空中歩廊、場内配管、雨水吐口、トラックスケール、場内整備の詳細設計を行うほか、盛土による影響検討と対策工法の設計を行う。施設の規模は現在進めている設計の結果を踏まえて決定する。今回の設計委託で第1期工事分の施設の設計はすべて委託したことになる。
今回委託した中の場内整備の設計は、門、柵、塀、敷地内の道路、緑化の設計を行うもの。空見スラッジリサイクルセンターでは、空間利用について、委員会を設けて検討してきたが、今回委託した場内整備とは別に設計を委託することになる。発注の時期は未定だが、第1期工事分の施設は14年4月に供用開始の予定であるため、それに合わせて整備を進めていくことになる。
空見スラッジリサイクルセンターは、新日本製鉄名古屋製鉄所空見工場跡地(港区空見町1ノ5ほか)の約16・3fに新設する汚泥処理施設。全体計画汚泥量が1日2万立方b、焼却能力は1日1600dで、焼却形式は流動炉。
施設は受泥棟、第1汚泥棟、第2汚泥棟、第1焼却炉棟、第2焼却棟、返流水処理施設、管理棟、受電棟、し渣沈砂洗浄棟、熱利用棟、煙突を建設する。
工事は2期に分ける。第1期工事では第1汚泥棟、返流水処理施設、第1焼却炉棟、受電棟、管理棟、煙突を建設する。
これまでに詳細設計その1として、06年度から第1期工事対象施設の一部である汚泥棟、返流水処理施設、焼却炉棟の土木・建築・機械・電気工事の詳細設計を行い、すでに完了している。07年度には詳細設計その2として、これら3施設のうちの残りの詳細設計すべてと、受電棟と管理棟の詳細設計に着手した。設計の工期は10年3月27日まで。詳細設計その3は、10年12月15日までの期間で08年度に着手している。その3では、受電棟の受変電設備の詳細設計と建築・機械・電気工事の詳細設計、煙突の内筒と外筒の詳細設計を行う。