建通新聞社四国
2009/12/22
【徳島】来月中めどに設計公募 徳島経済センター移転改築
徳島商工会議所(近藤宏章会頭)は、徳島経済センターの移転改築に向けて、基本・実施設計業務の公募を予定。1月中にも公告し、募集を開始できるよう準備を進めている。
同センターの移転計画は、徳島市南末広5丁目の県公共事業代替用地に新センターを新築し、現在の徳島市西新町2丁目から移転するもの。同敷地約2万7000平方bのうち、約3000平方bを同センターの敷地として見込んでおり、徳島商工会議所と徳島県信用保証協会が購入する予定。これまでに、新経済センターの規模として、3〜5階建て程度、延べ約6000平方bを見込んでいることが明らかにされている。
既存施設は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ8094平方bで、旧館(1963年築)が4284平方b、新館(71年築)が3810平方b。移転後については、すでに退去している団体も交えた協議が必要となるほか、中心市街地の活性化策を含めた跡地利用が検討される見通し。
同移転計画について、徳島商議所は、今年1月の議員総会で移転計画を承認している。徳島県商工会連合会(松浦恭之助会長)も、10月6日に新センターへの移転を全会一致で決議。また、今回の移転先の近くには、県が徳島、鳴門両テクノスクールを統合して整備する中央テクノスクールの建設も計画されており、徳島県の飯泉嘉門知事は、同地を「ワンストップサービス機能を持つ中小企業の応援拠点にしたい」との考えを明らかにしている。