建通新聞社四国
2009/12/17
【高知】インフラ・防災に224億円 県が当初予算見積概要を発表
高知県土木部は、2010年度の当初予算見積概要のうち、尾ア正直高知県知事が重点事業の一つとして位置づけている「5つの基本政策」に関する取り組みの中で、インフラの充実と有効活用、県民の安全・安心の確保に向けた地域の防犯、防災の基礎づくりに約224億1000万円の予算を提示している。
主な事業項目は次の通り。
【インフラの充実と有効活用】
◎〈産業振興や安全・安心につながるインフラ整備〉
▽新直轄方式による四国横断自動車道の整備(供用予定:須崎新荘〜中土佐間10年度、中土佐〜窪川間が12年度)─8億7400万円▽その他の8の字関連道路の整備など(国直轄道路整備および県の行う北川奈半利道路やインター線の整備など)─46億0900万円▽産業振興を支援する道路整備の推進(地域経済の活性化を図るため国道195号や高知南インター線など13路線、27カ所で工業団地などへのアクセス道路を整備)60億8200万円
◎〈地域生活(中山間)の安全・安心の確保に直結するインフラ整備〉
▽1・5車線的道路整備事業(県道52路線、67カ所で、地域の実情に応じた道路を整備する)─35億9200万円▽せいかつのみち整備事業(地域に密着した道路の小規模改良事業)─4億円▽道路防災対策(橋梁の耐震補強や落石対策などの道路の防災対策事業)─23億5100万円▽地域の安全安心推進事業(地域住民の生活に密着した身近な公共施設の維持修繕に、土木事務所長の判断で迅速かつ柔軟に対応する事業)─14億0200万円
◎〈既存インフラの有効活用〉
▽既存施設の長寿命化のための取り組み(河川、道路、公園、港湾施設の長寿命化計画の策定)─2億2900万円▽高知新港、宿毛湾港の整備(利用率向上のための防波堤整備)─9億6900万円▽河川管理施設機能確保事業費(香宗川水門の改築)─3億9000万円
【県民の安全・安心の確保に向けた地域の防犯、防災の基礎づくり】
◎〈南海地震対策等〉
▽木造住宅の耐震対策(耐震改修予定棟数400棟)─1億0300万円▽緊急輸送道路における橋梁の耐震補強(国道440号親ヶ渕大橋など19橋で実施)─2億4000万円▽須崎港の直轄津波防波堤などの整備(国直轄津波防波堤13年ごろの完成予定)─2億6400万円▽地震急傾斜地崩壊対策事業─3億9500万円▽その他(高知港津波・高潮防災ステーションの整備など)─5億1000万円
【県民の安全・安心の確保に向けた地域の防犯、防災の基礎づくり】
▽木造住宅の耐震対策(耐震改修予定棟数400棟─1億0300万円▽緊急輸送道路における橋梁の耐震補強(国道440号親ヶ渕大橋など19橋で実施)─2億4000万円▽地震急傾斜地崩壊対策事業─3億9500万円▽その他(高知港津波・高潮防災ステーションの整備など)─5億1000万円