建通新聞社(中部)
2009/12/16
【愛知】当初予算に基本設計費など要望/設楽町の新庁舎建設
設楽町は、役場庁舎を新築するため2010年度に基本設計などを委託する方針で、新年度当初予算に約2600万円を予算要望している。予算要望が通れば、2010年度から庁舎建設の基本設計、移転候補地の造成設計などに着手したい考え。
町では、現在基本構想の策定作業を名邦テクノ東三河支店(豊橋市弥生町)に委託し、基本構想に地元の意見を構想に反映するため、地元関係者や役場関係者などで構成する検討委員会を立ち上げ検討を進めており、順調にいけば12月下旬に開かれる第4回委員会で施設の規模などの大枠を確定させる。その後、年明けから細部の調整を進め、2月下旬にも構想を発表する方針だ。
基本構想は、同町の総合計画の中であげられている、町行政並びに災害時の拠点施設として住民に利用しやすく、安全で災害に強い庁舎、また子育て支援センター等の施設と庁舎と一体となった複合施設、などの検討課題に地元の意見などを反映させながら進めている。事業規模は約15億円程度を想定。
同事業は、現在の本庁舎が58年築と古く、老朽化や耐震面での不安、大規模災害発生時の対策本部としての機能欠如、駐車スペースの不足、など多くの問題点を抱えているため、これらを解消するため検討を進めてきたもの。