浜松市は、現在建設中の新東名(仮称)浜松浜北サービスエリア(SA)へのスマートインターチェンジ(IC)設置に向け、実施計画書案の作成を2010年1月をめどに進めている。2月には中日本高速道路に提出する予定。供用は12年度に予定されている新東名自動車道の供用開始時を目指している。
同市では、07年度にIC設置に係る基礎調査を実施、08年度にはこの基礎調査を基に企業など関係機関とのヒアリング、周辺住民へのアンケート調査、交通需要予測を行い、国土交通省、中日本高速道路、静岡県公安委員会などの関係者と勉強会を進めてきた。09年度は、「新東名(仮称)浜松浜北SAスマートIC地区協議会」を設立して、@将来交通量予測に伴うスマートICの利用交通量の設定AスマートIC設置費用、標識整備などの整備費用負担の決定BスマートICの設計C管理・運営方法D協議会の資料作成・運営補助−などの調査検討を進めてきた。実施計画書(案)は1月をめどにまとめ、2月に中日本高速道路に提出する予定。その後、国の同意や連結許可申請などの法手続きを行う。
実施計画書の作成はパシフィックコンサルタンツ静岡事務所が担当している。
スマートICは、浜松浜北SAの上下線に24時間稼動で予定している。
同SAは、浜松北部地区のフルーツパークに隣接して設置されるもので、同スマートICは、高速道路の有効利用、新たな玄関口の確保、地域住民への利便性の向上、周辺地域の交流促進など浜松北部の活性化に期待されている。
建通新聞社 静岡支社