建通新聞社(中部)
2009/12/10
【岐阜】郭町東西再開発で10年度に組合設立へ/大垣市の中心市街地活性化基本計画
大垣市は、JR大垣駅周辺約168fを対象とした「中心市街地活性化基本計画」を策定した。目標年次は2015年3月まで。
同計画では、観光・交流拠点の整備や商業機能の再生による「にぎわいの創出」、都市基盤の推進による「まちなか居住の推進」を目標として掲げる。この中で実施する事業として、市街地の整備改善や都市福利施設整備、住宅供給・居住環境向上、商業活性化などの事業をハード・ソフトの両面合わせて58事業挙げている。
中心市街地は、駅南地区や駅北地区などの整備に加え、電線地中化や水門川環境整備などの景観整備が進められてきた。このため、大垣城周辺整備や市の中心にふさわしい市街地や魅力ある環境の形成、動線の不足などの問題が残っている。
こうした問題を解消するため、現在も進めている四季の路整備、美濃路景観整備、水門川橋梁緑化整備、大垣公園整備、大垣駅南北自由通路整備、大垣駅北口自転車駐車場整備、大垣城改修などの事業を2010年度までに完了させる。そのほか、大垣駅南街区第1種市街地再開発事業や大垣駅北口広場整備、北公園運動施設整備、電線類地中化整備なども早期完了を目指し、整備を進める。
また市は、中心市街地内の観光施設の魅力向上を図るため、奥の細道むすびの地周辺整備や大垣駅西・駅東自転車駐車場の整備などを実施する。中心市街地で再開発を進めているのが大垣駅南街区第1種市街地再開発事業で、14年度までの事業期間で実施する。このほかの再開発としては、郭町東西街区市街地再開発で準備組合が10年度に設立される予定。